2013.11.29 Friday
「ようこそ」が読めた♪
魔がさしたというかウッカリというか、北インド旅行に先立つヒンディー語学習にあたり、いつもの「お気軽トラベル会話」といった教材ではなく、文字と文法から入る「お勉強」路線の本+CDを注文してしまったことがありました。
自宅に届いたブツを見て青くなる。
「でも、これも何かの縁」
というかケチな気持ちで、Lesson-1から取り組みます。
「やっぱあかんワ」と、お気軽トラベル会話教材への乗り換えを決心したのがLesson-7。
お陰で、「男性名詞と女性名詞の違いによる形容詞の語尾変化」といった初歩的文法と、サンスクリット語を起源とする難解なデーヴァナーガリー文字を辛くも身につけることができました。
「アッチャーカーナ(美味しい)」「アブ・アッギャー・ディージエ(そろそろおいとまします)」といった従来の丸覚え実用会話も習得して、旅行開始。
国が国だけにドキドキします。
「ウダル・ジャーイエー(あちらへ行って)」といった不愉快な状況を打破するセリフも仕込んだので、やはり相当身構えていたのでしょう。
(ちなみに、ニュアンスを「ウダル・ジャー/あっち行け!」「ウダル・ジャーイエガー/あちらへ行ってください」といった形で細かく調整することができます)
いつもは無関心の両親も「日本へ帰ったらとにかく連絡してね!」と電話をくれたりなんだりで、当日の成田空港。
「その国のエアラインで行く」という方針に従い選んだエア・インディアの機体が怖楽しく見えます。
血圧も上がって機内へ。
マイシートを確かめ、荷物を収納しようと振り返った時、正面スクリーンにあのデーヴァナーガリー文字が見えました。
初心者なので一文字一文字読みます。
「ス・ワ・ガァー・ト・ヘ」
頭の中の乏しい辞書とつながりました。
意味するところは「ようこそ」「Welcome」です。
★やった☆
インドに迎え入れて貰えるとの安心感が訪れ、結構酔っ払ったりしながらNew Delhiへのフライトを満喫。
その波動でのぞんだからなのでしょう。「銀行ですら騙す」と言われる国で、誤って多く支払ってしまったお札を「違うヨ」と返され、お礼を伝えると相手は合掌する・・といった趣きで旅は続きました。
「欲しくない・要りません」という海外旅行には必須のセリフのお陰もあり、「ウダル・ジャーイエー(あちらへ行って)」を使ったのはたった一回きりだったんですよ ^^
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