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ハングルの時刻表を持って

「鉄ちゃん+外国語おたく」なので、韓国の地方をまわる旅の前、コリアンタウンで同国国鉄の時刻表を購入。
 確かにハングルがビシっと並んでいました。
 まあまあ日本の時刻表並みに使いこなせそう。

 書店のおばちゃんは、そんな客が珍しかったのでしょう。
 しげしげと私の顔を見て
「あんた、韓国人に似てる」「※※に似てる」「絶対似てる!!」
 と何やらイベント的に盛り上がっています。

「その※※ってスポーツ選手ですか?それともタレントですか?」
「ううん。うちの親戚の子ー」
 ガクッ・・

 旅立ち前にノリの違いを感じました。

 もちろん現地でも。

 指定券の窓口で「トシラッ(弁当)は車内で買えますか?」と尋ねると、私の後ろに並んでいる人がいるのに職場を離れ、売店のおばちゃんと女性同士(ちょっとあんた〜の雰囲気で)情報交換を始めます。
 やがて苦悶の表情を浮かべ、「トシラッは無いと考えた方がいいみたい・・・」。韓国を代表し謝ってくれるかのパワーです。
「OK、OK。事前にどこかで買って車内に持ち込むから」
 逆にこちらが慰めるような感じになりました。
 そして(「人に迷惑をかけない」の)日本人らしく、列に並んでる人の様子を見ると、「 事前にどこかで買って」の下りでおばちゃん二人同様ホッとした表情を浮かべておられました。

 これ、釜山での出来事なんですよ。
 東京でいえば(昔の)上野駅にあたる、都心とはちょっと違う匂いのする駅でしたが。

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 時刻表を持ってるメリットといえば、当時既に珍しい存在になっていた食堂車付きの列車を狙ってキャッチできること。

 異国の風景、異国の肴。
 そしてビールを頼むと、夫以外にはお酌しないと言われている国で珍しく、「ままままドーゾ」と満面の笑みでグラスに注いでくれます。

 そして、人生の折り返し点あたりまで来た私に「学生(ハクセン)?」。

 そりゃねー、平日の昼間から食堂車でビール飲むなんて、学生くらいのものなのでしょう。

 他のスタッフもお酌に来てくれて、色々韓国語をあびせて貰って(ほとんど分らない)、たっぷりパンダになりました。


 もっともっともーっとエピソードはあるのですが、ともあれこの国から学んだのは「正直」ということ。そして「ホット(クールでない)」ということ。
 道を尋ね→案内してもらい→握手してバイバイ、という黄金パターン存り。
 一緒に歩いていると村人が皆深々会釈する偉いお坊さんまで。
 ついでに飴玉をくれたお母さんとかね!

 先ほど敢えて括弧書きで(クールでない)と記しましたが、それは自分の中にある無意識の抑圧に気づけたから。
 同じ振舞いを自分も衒いなくできたかというと・・クエッションだから。

 膨大な握手で「なんだ、あるがまま正直でいいんだ」と気づかせて貰ったのは、人生レベルで貴重な体験でした☆
 
| 分かち合う旅 | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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